いざというときに知りたい相続手続きの流れ

相続

相続の手続きを進めるのに、「遅い」という言葉はありません。
大抵は相続が発生した時に手続きを進めるものですが、相続が発生してから動けば後でバタバタするのがオチです。

そこで、いざという時のためにも今の内に進めたい相続手続きの流れについて取り上げます。

まず手を付けておきたいのが、財産目録の作成です。
財産目録は、何処に何の財産があるのかがひと目で分かる書類です。
相続の手続きに特別必要になる書類ではありませんが、トラブルを防ぐ抑止力になります。

相続トラブルで最も多いのが、財産にまつわることです。
そして財産トラブルを引き起こす原因となっているのが、財産が把握できていないことです。
財産が分からなければ、誰がどの財産を相続したいのかわかりません。
また遺産分割協議の際、「隠し財産があるかもしれない」「自分の取り分は少ない」と疑いが芽生えてくる恐れもあります。
一度出てしまった疑いは、裁判でしか晴らすことはできません。
だからこそ予め財産目録を作成し、相続財産を把握しなければならないのです。

次に相続人の調査です。
「うちは親戚が少ないから相続人はそんなにいない」とおもわれるかもしれませんが、相続開始時に新たな相続人が出てきたケースは珍しくありません。
新たな相続人が出たことでトラブルになり、裁判沙汰になったケースもあります。
相続人の調査は相続が発生した後でもできますが、どうしても時間はかかります。

そこで相続が発生する前に、誰が相続人になるのかをしっかり調査しておきましょう。
調査した結果をリストにまとめておけば、いざという時も迅速に対処することができます。
相続人をより正確に把握するには、行政書士に頼むのが1番です。

そして忘れてはならないのが、節税対策です。
実は相続税の支払いが予想外に大きくなり、生活が圧迫されている「相続貧乏」が問題になっています。
相続税の支払いのために、せっかく受け継いだ財産を泣く泣く手放している方も少なくありません。

でも相続税対策は、相続が発生する前に行うことでかなり軽減することができます。
生きている内に財産を親族に渡す生前贈与を行うなどをすれば、相続貧乏を避けることができます。

「相続の準備」と聞くと、「まだ早い」とおもわれるかもしれません。
でも冒頭にも述べましたが、相続の準備に「遅い」という言葉は存在していないのです。

「いざという時」が来るのは、明日かもしれません。
だからこそ今の内に準備しておき、「いざという時」のために備えておきましょう。